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レポート

2025.03.12

【中小企業向け】採用にかかる費用の勘定科目とは?

採用活動は中小企業にとって重要な要素ですが、その費用をどのように管理するかは頭を悩ませる問題です。本記事では採用にかかる費用の勘定科目について解説し、どのように経費を分類し管理するかをわかりやすく説明します。

中小企業の経営者や人事担当者の皆様、ぜひ参考にしてください。

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採用費に関する基本的な勘定科目の知識

採用費を適切に管理するためには、まず勘定科目について基本的な知識を持つことが重要です。この知識を基に、採用活動に必要な費用を正確に計上し、経理処理を行うことができます。

特に、中小企業では経理リソースが限られているため、効率的に管理することで無駄なコストを削減できるでしょう。採用費の各項目を正しく把握し、適切な勘定科目を設定することで、経理業務を円滑に進められます。

採用に関連する主要な経費の種類

採用活動に必要な経費には、いくつかの主要な種類があります。

まず、求人広告費が考えられます。これは、求人情報を掲載するためにかかる費用です。また、人材紹介手数料も重要です。専門の人材紹介会社を利用する場合、そのサービスに対して手数料が発生します。

もう一つは採用面接費です。面接にかかる交通費や宿泊費などがこれに当たります。これらの経費をきちんと把握することで、予算管理がスムーズになります。

採用活動における経費とその勘定科目

採用活動における経費は、多岐にわたりますが、それぞれ適切な勘定科目に仕訳することが求められます。例えば、求人広告費は「広告宣伝費」に分類されます。これは、求人活動に使用する媒体や方法によっても異なりますが、統一して管理することが重要です。

人材紹介手数料は「支払手数料」という勘定科目に該当します。このように、経費を正確に分類することで、経理業務の効率が大幅に向上します。

面接費用は「会議費」として計上することが一般的です。面接にかかる交通費や宿泊費も含まれます。研修費用については「研修費」で処理します。新入社員の教育や研修にかかる費用を正確に計上することで、会社の教育費を明確に把握できます。

このように、採用活動にかかる経費を適切に仕訳することが、経理業務の正確性を保つために非常に重要です。

採用費用の具体例と勘定科目

費用の具体例と勘定科目

企業が採用活動を行う際に発生する費用は、多岐にわたります。

例えば、広告掲載費や採用イベントの参加費用、面接にかかる交通費、さらには内定者への支援費用などが挙げられます。これらの費用を適切な勘定科目に振り分けることは、企業の経理業務において重要です。各費用の具体例を明確に理解し、正しく分類することが求められます。

広告宣伝費としての採用広告費

採用広告費は、企業が求人広告を出すために要する費用です。

例えば、求人サイトへの掲載費用や新聞といった紙媒体への広告掲載費が含まれます。求人広告は、新しい人材を確保するための手段として非常に重要です。一方、これらの費用は広告宣伝費に分類されます。広告宣伝費に分類することで、企業の宣伝活動として正確に記録されます。

さらに、求人広告にはオンライン広告も含まれます。例えば、SNSやリスティング広告など、デジタルマーケティングの手法も活用されることがあります。

これらのすべてが、採用広告費として一括りに計上されます。したがって、広告宣伝費の管理は、採用活動の一環として欠かせない要素です。

採用イベント費用の勘定科目の振分け方

採用イベント費用は、企業が開催する説明会やセミナー、合同企業説明会などのイベントにかかる費用です。例として、会場費や資料作成費、運営スタッフの人件費が上げられます。これらの費用は、どのように勘定科目に振り分けるべきでしょうか。

まず、会場費や資料作成費は、営業費や業務費として分類されます。次に、運営スタッフの人件費は、労務費として計上するのが適切です。これにより、採用イベント費用全体の内訳が明確に把握できます。

また、イベントに伴う交通費や宿泊費も勘定科目にしっかりと分類していく必要があります。これによって、全体の費用を正確に管理することが可能となります。

応募者対応にかかる費用の勘定科目

応募者対応にかかる費用も、企業にとって無視できない重要な要素です。この費用には、面接のための交通費や宿泊費、面接官の時間コストなどが含まれます。

具体的には、応募者が遠方から来る場合には、交通費や宿泊費を会社が負担することがあります。また、面接を行うための会場費や、その準備にかかる労務費も必要となります。

さらに、応募者に対して行われる適性検査や性格診断の費用も含めるべきでしょう。

これらの費用は、一般的に「採用費用」として一括に計上されますが、詳細に分類することが重要です。これにより、経理業務がスムーズに進行し、企業全体の経費管理が効率的になるのです。

採用活動時の経費削減策

採用活動時の経費削減策

採用活動においては、多くの企業が経費削減を重要な課題としています。なぜなら、新たな人材の獲得には相応のコストがかかるためです。経費を無駄にしないためには、戦略的な予算管理が必要となります。

有効な削減策を講じることで、企業は効率的に採用活動を進めることができます。この記事では、具体的な採用経費削減策について説明していきます。

無駄な採用経費を削るためのチェックポイント

採用活動を進める上で、無駄な経費を削減するためのチェックポイントをいくつか挙げます。まず、求人広告を出す前に、その媒体の効果を検証してください。過去のデータを見て、応募数や質の高い応募者の割合を確認することが重要です。

次に、面接の過程で無駄を省くためには、事前に面接のスケジュールをしっかりと組むことが必要です。面接担当者が一度に複数の候補者を面接できるように工夫すると、時間とコストが節約できます。また、ウェブ面接を活用することで、移動費用を削減することが可能です。

最後に、採用プロセス全体を見直すことも大切です。過去に採用した人材の定着率や評価を分析し、どのプロセスが効果的であったかを確認します。これにより、無駄なステップを省略し、効率的な採用活動を行うことができます。以上のチェックポイントを意識することで、無駄な採用経費を確実に削減できます。

採用費用を適切に管理し、企業成長につなげましょう

採用活動にかかる費用は企業経営において重要な要素の一つです。適切な勘定科目を理解し、経費を正確に分類することで、採用コストを最適化し、経理業務の効率を向上させることができます。本記事で解説したように、求人広告費、人材紹介手数料、面接費用、研修費などの主要な経費を正しく計上し、予算を戦略的に管理することが必要です。

また、中小企業においては、限られた予算内で最大の効果を出すことが求められます。そのため、不要なコストを削減しながらも、企業の成長を支える人材を確保することが重要です。採用費用の削減策として、過去の採用データの分析、効果的な採用チャネルの選定、オンラインツールの活用などを実践することで、無駄を省いた効率的な採用活動が可能となります。

さらに、採用活動を単なるコストとしてではなく、企業の未来をつくる投資と捉えることが大切です。採用に関わる全社員が自社のブランド価値を意識し、優秀な人材を迎え入れるための工夫を積極的に行うことが、インナーブランディングの強化につながります。

企業の成長を支える採用活動をより戦略的に進めるために、今一度、採用費用の管理方法を見直し、長期的な視点で計画を立ててみましょう。

弊社のインナーブランディング事例はこちらをご確認ください。】

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深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても“光る人材“が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。「どんな会社でもできるインナーブランディング」(セルバ出版)。「人が集まる中小企業の経営者が実践しているすごい戦略 採用ブランディング」(WAVE出版)