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2024.06.18

中小企業でもできる!インナーブランディング進め方ガイド

中小企業でもできる!インナーブランディング進め方ガイド

中小企業の経営者・人事担当者へ向けて、企業の核となる「インナーブランディング」の重要性と、その具体的な進め方を紹介します。

社員一人一人が会社のビジョンと価値を共有し、共鳴することで、組織全体が一体となって目標に向かっていく力強い推進力を手に入れましょう。

インナーブランディングの目的を明確に設定する

インナーブランディングの目的を明確に設定する

インナーブランディングは、会社の内部におけるブランド価値を高めるために、とっても重要なはたらきをします。これを進めるにあたって、まず、目的をしっかりと設定することが大切です。

目的が明確でなければ、戦略も施策もぶれてしまいがちです。

具体的には、社内のコミュニケーションを向上させたり、従業員のやる気を引き出したりすることを目標とします。この目的を達成するためには、会社全体としての方針を浸透させる必要があるのです。

組織のミッションとビジョンを再確認

インナーブランディングを成功させるためには、まず会社のビジョン・ミッションを共有してもらわなければなりません。これらを吟味し、必要であれば更新を行うことから始めます。

ミッションやビジョンがぼやけてしまっていると、従業員もその意義を見失いがちです。そこで、経営層と従業員が一緒になってこれらを見直し、一人ひとりが会社の目標に自分ごととして関わることができるように、具体策を設定します。

従業員との共有価値を構築する

従業員一人ひとりが、組織の文化や価値観に共感し、共有するための取り組みを行います。共有価値が生まれると、部署や役職を超えたチームワークの向上が期待できます。

たとえば、定期的なワークショップを開催して、社員同士の理解を深めたり、企業理念に基づいた行動指針を策定したりすることが挙げられます。共通のヴィジョンを持つことで、各自が同じ方向を向いて働けるようになります。

効果的な組織開発戦略を構築する

効果的な組織開発戦略を構築する

中小企業におけるインナーブランディング進め方には、組織開発戦略が欠かせません。組織を内部から強化し、社員一人ひとりがブランドを体現するための取り組みが重要になります。

戦略的な計画立案から実行に至るまで、全体を通じた一貫性を持たせることが求められます。

ここでは、中小企業での具体的な組織開発戦略の進め方について解説します。

組織開発とインナーブランディングの関係性

組織開発とインナーブランディングは、どちらも企業の成長と成功に不可欠な要素です。組織開発は、組織の構造やプロセスを改善し、能力を最大限に発揮させることを目指します。

一方、インナーブランディングは、従業員が企業の理念や価値を理解し、自身の行動で表現することを促します。

この二つの取り組みは互いに補完し合いながら、従業員のモチベーションと会社への忠誠心を高める効果があります。

さらに、組織内にキャリアパスを設定し、個々のスキルアップを支援することで、社員が自ら成長を望む環境が大切です。結果として、会社全体としても競争力が向上し、より高いパフォーマンスを実現することができるのです。

インナーブランディングの継続的改善と発展

インナーブランディングの継続的改善と発展

企業の内部に目を向けることで、従業員一人一人の企業への帰属感や事業へのコミットメントを醸成するのがインナーブランデングです。

中小企業であっても、組織の価値観と行動規範を共有化し、それを企業文化として根付かせることは非常に重要です。

継続的な改善と発展は、企業の競争力の源泉となり、変化する市場環境に柔軟に対応する力をつけるキーになります。

進捗のレビューと方向性の調整

インナーブランディングの取り組みにおいて、進捗のレビューは欠かせません。定期的な評価を行い、目標に対してどの程度進んでいるのかを把握することが大切です。

また、市場の変化や社内の動きに応じて方向性の調整を行う柔軟性も重要になります。フィードバックを取り入れることで、従業員のモチベーションを維持し、企業文化を浸透させていけます。

レビューと調整を繰り返すことで、インナーブランディングの質を高めるための改善点を見つけ出し、発展に繋げてくのです。

社内イベントとイニシアティブを生かした活動

社内で開催するイベントは、インナーブランディングを促進する絶好の機会です。従業員が楽しみながら参加できるような企画を考案し、社内のコミュニケーションを活性化させましょう。

また、従業員が自主的に取り組んでいるイニシアティブをサポートすることで、自己成長と企業の成長を同時に促進できます。

外部専門家によるサポートとパートナーシップの構築

外部専門家によるサポートとパートナーシップの構築

インナーブランディングをさらに推し進めるためには、外部の専門家とのパートナーシップを構築することが有効です。

専門家の知見を取り入れることで、自社で気が付かない視点を得られ、戦略的なアプローチが可能になります。

このような協力体制を取ることで、新たなアイデアやソリューションを発見し、インナーブランディングの質をさらに高めることが期待できます。

私たちむすび株式会社は、企業のパートナーとしてインナーブランディングをサポートします。

これまでも多くの会社とインナーブランディングを進めてきました。

事例については以下の記事でも紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

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深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても”光る人材”が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。

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