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2024.06.12

インナーブランディングが採用成功の鍵!企業文化浸透の手法紹介

インナーブランディングが採用成功の鍵!企業文化浸透の手法紹介

採用市場が競争を激化させる中で、「インナーブランディング」が企業を際立たせる秘訣です。社内外に確固たるブランドイメージを植え付けることで、優秀な人材の獲得と企業文化の醸成に繋がります。

この記事では、インナーブランディングを採用戦略に組み込む具体的な手法をご紹介します。

採用戦略にインナーブランディングを組み込む

採用戦略にインナーブランディングを組み込む

企業の採用戦略において、単に技能や経験が豊富な人材を見つけるだけではなく、企業文化に合った社員を選定することが非常に重要です。そこで、インナーブランディングの役割が注目されています。

インナーブランディングとは、社内外に向けて一貫した企業ブランドの理念や価値を浸透させる活動であり、採用戦略におけるブランドの魅力を高めることは、より適した人材を引き寄せる要素となります。

企業がどういった見方を大切にしているのか、どういった役割を担って社会に貢献しているのかを明確にし、そのメッセージを採用活動に織り込むことが、採用成功へと繋がるのです。

採用計画とインナーブランディングの統合

採用計画を策定する際には、単に職務記述書や募集資格を定めるだけでは不十分です。企業が持つ独自の文化や価値観を候補者にしっかり理解してもらうためには、インナーブランディングを計画に統合することがキーポイントになります。

たとえば、企業のミッションやビジョンを採用ウェブサイト、求人広告、説明会のプレゼンテーションに反映させることで、応募者に企業の核となる理念を伝えることができます。

また、社員の声や実際の業務の様子を掲載することで、よりリアルな企業像を候補者に伝えることが可能になります。このようにインナーブランディングを採用計画に取り入れることで、企業と価値観を共有し、長期的なキャリアを築いていける人材を獲得することに繋がるのです。

採用プロセスにおけるブランドイメージの伝達

採用プロセスにおいて、企楽ブランドイメージを伝えていくことは、効果的な人材獲得に直結します。面接や説明会をはじめとする採用活動の各ステージで、企業のミッションやブランドメッセージを一貫して訴えることは、候補者にとって魅力的な企楽に映るはずです。

企業側も応募者の価値観や人柄を見極めることができるため、相互の理解が深まりやすくなります。

また、ポジティブなブランドイメージを持った人材が自社に集まることで、組織全体に良好な効果を与えることにも繋がります。採用プロセスを通じてブランドイメージを伝達することは、人材の質を高めるだけでなく、企業側の希望する人材像を形成する上で不可欠な要素です。

社内コミュニケーションにおけるインナーブランディングの活用

社内コミュニケーションにおけるインナーブランディングの活用

インナーブランディングとは、自社のブランドを社員自身が理解し、共感し、体現することで、社内外にブランド価値を発信する取り組みです。社内コミュニケーションにおいて、インナーブランディングを積極的に活用することは、従業員のエンゲージメントの向上や、企業文化の醸造に直結します。

組織内で共有されるブランドに対する理解が深まると、社員は自発的にブランドメッセージを発信し、ブランド価値を高める行動を取るようになります。

従業員エンゲージメントの向上

従業員が企業とそのブランドに対して持つエンゲージメントを高めることは、組織全体の成果に繋がります。インナーブランディングを通じて従業員に自社のミッションやバリューを伝えることで、仕事への意識が高まり、より良い成果を目指して積極的に活動するようになります。

このプロセスには、継続的な教育やワークショップ、社内イベントの実施などが有効であり、社員同士のコミュニケーションを促進することで、チームとしての結束力も高まるでしょう。

ブランド価値を内面化するコミュニケーション手法

ブランド価値を社内に浸透させるためには、単なるスローガンの提示だけでなく、それを内面化するための体系的なコミュニケーション手法が重要です。

例えば、社内ニュースレターやインターネットを使って、ブランドに関するストーリーや成功事例を共有することで、社員の関心と理解を深めることができます。

また、定期的なフィードバックの場を設け、社員がブランド価値に沿った行動をした際には、積極的に評価し、表彰することで、社内でのブランド価値の実践が促進されるでしょう。

企業文化の浸透は入社前が重要

企業文化の浸透は入社前が重要

企業文化の浸透は、新入社員が入社して覚えさせようとしても上手くいきません。

場合によっては拒否感を覚える可能性もあります。ですから、インナーブランディングとして企業文化を熟成させておくべきです。

現在の従業員に企業文化が浸透していれば、それは内部から外部へ、求職者への採用説明会などで伝わるようになります。

ですので、ぜひインナーブランディングは早い段階から始めてください。弊社が伴走しながら進めていきますので、ゼロからインナーブランディングを始める企業でも問題ありません。

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深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても”光る人材”が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。

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