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レポート

2024.08.21

インナーブランディングに有効な動画制作のポイントとは?

インナーブランディングを強化するための戦略として、動画制作は非常に効果的です。

しかし、どのようなポイントに注意すれば、社員の心に響く動画を作成できるのでしょうか。

本記事では、インナーブランディングと動画制作の関係性や基本のポイントについて解説します。

また、インナーブランディング・採用ブランディングと動画の関係性については、以下の記事も参考にしてください。

インナーブランディングと動画制作の基本

インナーブランディングは、企業内部でのブランド価値を高めるための取り組みです。この過程では、社員同士のコミュニケーションや共通認識を育むことが重要です。そのために、様々な手法が用いられますが、動画制作もその一つです。

動画は、視覚と聴覚の両方に訴えかけるため、インナーブランディングにおいて効果的な手段となります。

インナーブランディングにおける動画の重要性

インナーブランディングにおいて、動画は極めて重要な役割を果たします。動画は、社員に総合的なメッセージを視覚と聴覚を通じて伝えることができます。また、動画は硬い会議や文書とは異なり、柔らかい表現が可能です。これにより、社員の関心を引きやすく、記憶に残りやすいのです。

さらに、動画は時間や場所を選ばず、社員が自分のペースで視聴できる点も大きな利点です。これによって、全国や海外に拡がる社員にも迅速に情報共有が可能になります。例えば、新しいビジョンやミッションの発表、成功事例の共有、社内イベントの報告など、多岐にわたる用途があります。

インナーブランディングを支える動画の種類

インナーブランディングは、企業内部の文化を強化し、全社員が一丸となれる環境を作るための重要な手法です。特に動画は、視覚と聴覚に訴える効果的なツールとして活用されているのです。

動画の種類もさまざまで、それぞれが異なる目的と効果を持っています。これにより、企業の目標達成や社員のモチベーション向上に貢献するのです。

社内向けプロモーションビデオ

社内向けプロモーションビデオは、企業のビジョンや使命を伝えるための有力なツールです。これらのビデオは、新入社員からベテランまで、全社員に対して一貫したメッセージを送ることができます。

その結果、社員全体が同じ方向を目指しやすくなります。これにより、企業の一体感が高まり、目標達成への道筋が明確になるのです。

トレーニング動画

トレーニング動画は、社員のスキル向上や知識拡充を図るために非常に有用です。この動画は、特定の業務手順や技術、セールススキルなどを具体的かつわかりやすく解説します。そのため、社員は自分のペースで学べ、繰り返し視聴することができるのです。

社内イベント動画

社内イベント動画は、社内で行われるさまざまなイベントを記録し、共有するためのものです。これらの動画は、社員の協力や交流、達成を視覚的に捉えたものです。

そのため、後からその瞬間を振り返ることができ、社内の結束力が強まるのです。例えば、年次総会や表彰式の映像は、社員のモチベーションを大いに引き上げます。

ブランドを強化する動画の特徴

ブランドを強化する動画の特徴は、視覚的な美しさや、ブランドコンセプトを明確に伝える能力にあります。視聴者に強い印象を与えるためには、一貫性のあるビジュアルスタイルやストーリーテリングの技法が重要です。

さらに、感情に響く演出や、共有しやすい形にすることも大切です。これらの要素を組み合わせることで、ブランドの認知度と信頼性が向上します。

ブランドコンセプトの伝え方

ブランドコンセプトを伝える際には、一貫性とシンプルさが求められます。

まず、ビジュアルデザインやカラーパレットを統一することで、視覚的な一貫性を保ちます。次に、メッセージもシンプルで明確にして、視聴者が理解しやすいようにします。たとえば、核心となる価値やミッションを直接述べることが効果的です。

さらに、これらの要素を動画全体に散りばめることで、視聴者にブランドの理解を促進します。

ストーリーテリングの技法

ストーリーテリングの技法は、観客を引き込むために非常に有効です。物語の構造をしっかりと設定し、開始部分で興味を引く要素を取り入れると良いでしょう。

例えば、問題提起や感動的なエピソードを挿入することがポイントです。また、物語の進行中には、一貫したキャラクターや場所を用いることで、視聴者に親しみやすさを感じさせます。結末では、ブランドメッセージを強調することが重要です。

強力なブランドメッセージの作り方

強力なブランドメッセージを作るためには、簡潔さと共感性が不可欠です。まず、メッセージを簡潔にまとめることが大切です。長過ぎるメッセージは視聴者の関心を失う可能性があります。

そして、視聴者の感情に響く内容を盛り込むことで共感を得ることができます。例えば、顧客の体験談や社会貢献活動を取り入れると効果的です。これによって、視聴者はブランドに対して親しみやすさと信頼感を持つでしょう。

インナーブランディングに動画は効果的ではあるが・・・

インナーブランディングに動画は効果的ではあります。ただし、ここで勘違いしてはいけないのが「動画があれば問題ない」ということです。

動画は、あくまでインナーブランディングを促進するためのツールであり、軸ではありません。まずは軸をしっかり固めなければ、動画を制作したところでどのような効果も得られないでしょう。

弊社では、1からインナーブランディングをサポートします。動画制作においても企業のカラーに合うか合わないかが重要ですので、その点もアドバイスします。まずは一度ご相談ください。

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深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても“光る人材“が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。「どんな会社でもできるインナーブランディング」(セルバ出版)。「人が集まる中小企業の経営者が実践しているすごい戦略 採用ブランディング」(WAVE出版)

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