コロナにおける緊急事態宣言で、オンラインセミナーと同時に、一気にyoutubeの視聴が進みました。私たちも6/11に行った採用ブランディングに関するオンラインセミナーを録画し、その一部をyoutubuにアップいたしました。ということは、とうとう、ひっそりとですが、youtubeのむすびチャンネルの開設となったわけです。
この世の中の流れの中で、企業がyoutubeを有効活用していくことは、必然の流れになりつつあります。昨年はついに広告費でWeb広告がCMを抜きましたから、これまで企業はCMをそのまま流していましたが、チャンネル開設もこれからさらに進んでいくでしょう。ブランド論的に考えれば、顧客との関係構築に役立つことは明白ですから、1社が冠スポンサーになって、良質なコンテンツがつくられていくという構図が数多く出ていくかもしれません。あるいは複数スポンサーもあるかもしれませんね。そのとき従来のTVはどうするのか。そうなってくると、枠組みはほぼ一緒ですから、まだまだ制作の質に大きな差はあるとはいえ、そのうちこの差は徐々に縮まっていくでしょう。今のyoutubeはほとんどいわゆるyoutuberといわれるみなさんからの動画アップですが、それでも、昔の深夜番組的企画が増え、制作の質はまだテレビほどでなくても、企画力で見せるものが多くなった気がします。
正直、youtubeチャンネル開設は気乗りしません。私自身、youtubeだけのために動画を作り、アップすることに必然を感じていませんでした。そういうビジネスモデルでもありませんし、それを志向しているわけでもありません。なによりも、個人的な露出に興味がありません。ただし、ブランディングを広めるためにむすびを作った以上、そして日頃「社長こそ最大の差別化要因」とクライアントさんに言っている以上の「責任」という部分が大きいのです。言っている以上、自分もやりましょう、と言い聞かせています。だから呼ばれたセミナーは絶対に断りませんし、必ず二つ返事で快諾しています。
オンラインになったおかげで、手軽にセミナーは録画できるようになりました。それをアップすることで、より多くの人にブランディングが届くのであれば、という意味で、今回のyoutubeチャンネルの開設は時代と、そして弊社としての必然の流れだったのだと思います。
パソコンやケータイが出てきた時代、「絶対に俺は手書き派!パソコンは使わん!」、「会って話すのがいいんだよ!俺はケータイは嫌いだ!」とかっていたおっさんはたくさんいたでしょうね。youtubeを使いたくない、というこの感情は、もしかしたらそういう新しいものへの拒否反応、おっさんとして感情なのかもしれないと、思ったりもしています。そういう感情が自分にも出てきたということでしょうか。だとしたら、新しいことにチャレンジすることをどんどん拒否するような感情がこれから出てくるでしょう、これが歳を取ると保守的になっていくといわれていることなのでしょうか。そんな感情とこれから徹底的に戦っていかなければならないと、決意を新たにしています。
(深澤)