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レポート

2020.09.28

成長する組織の本質。ブランディングとSECIモデル。

組織が成長していく上で欠かせないのは、一人ひとりの知をどう組織全体の知にしていくのかです。結局、あらゆる戦術の打ち手も人が決め、人が実行していきます。だから企業にとって人材は、組織の生死を左右する重要な資源であると考えることができます。

この組織の知をどのように生み出し、成長させていくのか。組織の知識構造という点で理論化したのが、一橋大学名誉教授・野中郁次郎が生み出したSECIモデルです。詳しい説明は弊社運営の「BRAND THINKING」に書きましたので、そこに譲りますが、SECIモデルとブランド構築には驚くほど似た点があり、企業がブランディングしていく中でまさに実行すべき視点を与えてくれています。というよりも、ブランディングのプロジェクトを始めるということは、SECIモデルを実践することに他ならないのです。

企業が成長していくためには、つまりは組織の中でSECIモデルを回転させていくことがとても重要になるのですが、その回転に自動的に乗ることになるのです。この点に気づいているブランドやマーケティング関係者はほとんどいないかもしれません。しかし誰もが言われてみれば「そうだ」ときっとうなずいてくれるでしょう。

SECIモデルだけを見てしまうと、自社において何をどうすればいいのか、という点でおそらく行き詰まる企業が多いはずです。日々、企業のブランディングの現場に触れている私たちから見ると、このSECIモデルとブランディングは驚くほど共通点があり、SECIモデルを実践するエンジンとしてブランディングがあるというほどに思えてきます。

このように組織に着目すれば、組織の大小にかかわらずブランディングは実践できます。多くの企業がこの視点に気づけるよう、これからも発信を続けていきたいと思います。

もっと詳しく聞きたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

<BRAND THINKING連載記事>
SECIモデルでブランド構築を説明すると、組織のやるべきことが見えてくる。https://brandthinking.net/what/5732

(深澤)

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