特に誰も待っていないであろう、これ読む人いるの?ゴルフシリーズ第3段。
今回はゴルフレッスンとブランディングについて、ほんのり共通するところがあるなと思い書いてみた。
僕はこれまでレッスンを教わるプロを何人か変えている。理由は教わった通りにやっても上手くならない、言ってることが良くわからない、なんかウマが合わない、などなどだ。おそらくゴルフを教わりに行ったことがある人はほぼ経験していることだと思う。教える側のプロもその人なりの理論や経験をもって、上達して欲しいと願いながら教えていることとは思う。しかし、得てして教わる側がやりたいことと、教える側が教えたいことが異なることが多い気がする。そのズレが上達を妨げていることもあるのではと思う。気分が乗らないとやる気にならないみたいなことだ。
教わる側は国内外のプロのスイング、流行りのスイングを見て「こうなりたい!」と思う、一方で教える側はその人の実力を見ながら「理論的にこれをやるべき!」と思う。長い目でゴルフを上達させるなら「理論」はとても大事だと思うが、一方で「夢を見たっていいじゃない!やってみたいんだよ。」という気持ちも分かる。
ブランディングを外部の企業に依頼してやる時も実は似たことが起きている気がする。ブランディングやってみたい!→プロから理論や経験に則ったアドバイスをもらう→なんかイメージと違う・気分が乗らない→上手く行かない みたいな流れだ。
理念浸透がブランディングになるんだ!と言われたからといって無理してやる必要は無いし、逆に広報・宣伝がブランディングになるんだ!と言われたからといって大金をかけ続けてやる必要も無い。ブランディングをしていく上で理論に則ったやり方があるのは確かだが、それだけではない。そこから外れたとしても「こんなことをやってみたい!」「こうしたい!」とか思っていることをやってみてもいいんじゃないだろうか。正しくても「気分が乗らない」ならやらない方が良いし、理論的に間違っていたとしても「気分が乗る!」ならやってみればいい。たとえ失敗したとしてもそこからの学びは大きいこともある。
ブランディングのプロだからと言って未来が見えるわけでもない。思わぬことが大きな効果を得ることもある。理論や理屈よりも、お客様の気分が乗るか乗らないかが意外と大事な気がしている。自分もそうだが、気分が乗らないと続かないし。