ゴルフ・ブランディングで検索すると、まさか!のトップページに表示されていることを知り、ちょっとテンションが上ったが、でも誰も見てないだろうなと思うゴルフシリーズ第4段。
今回はコース戦略とブランディングについて語ってみたいと思う。
ゴルフをやっている人は誰しもが経験するが、基本コースは思った通りに事が運ばない。要因として、思考・体調・調子・気温・風・道具・メンバーetc、挙げれば切りがないほど考えられる。その中でさらにコースの様々な罠が待ち受けている。プロでも思う通りにいくことなどほとんど無いというのだから、アマチュアはそれは上手くいかないだろう。当然だと思う。でも一方で技術的にはプロには及ばないだろうが、これは真似できるかもと思うところがある。それは思考。
今回はコースに立った時に焦点を絞るが、プロはコースを見た瞬間にあらゆる事を想定してる。コースの全体像からどの様にコースを攻略するとバーディー又はパーが取れるのか、ミスをしても被害を最小限に抑えるにはどうするか、見たもの感じたものからあらゆる想定をしてティーグラウンドに立っている。『全てを俯瞰し、線で考える』
一方アマチュアではゴルフをしていてこんな事を聞くことがある。例えば「アプローチで寄せてればパーだったな〜」「パターが入ってたらパーだった」「ドライバーでミスって、ダボだよ。。」などだ。そこから「もっとアプローチを練習しよう」「ドライバーを安定させたい」「ショートパットを磨こう」など『ある1点を反省し点で考える』に至る。でも原因は別にあることも結構ある。そもそも外してもOKな場所を考えていない→寄せ辛いアプローチが残る、グリーンを理解していない→入らないパッティングが残る、ティーグランドの立ち方が悪い→ドライバーでミスが出る、などなど。上手くいかなかったのはこれのせいだ!と点で考え、俯瞰して線で考えないからいつまで経ってもスコアが上がらない、ゴルフが上手くならない(自分への戒め込みで)。
また前置きが長くなったがブランディングでも同じようなことが起きがちだと思う。『点』でブランディングをサービスとして提供するところが多いという業界の問題もあると思うが、上手くいかない時に『点』の問題にする傾向がある気がする。WEBサイトを作り変えたけど効果が出ない、WEBマーケやっても売上が上がらない、デザインを一新したけど反応が良くない、など一番目に付くところに問題があると考えてしまう。ほぼ全てのことに言えることだとは思うが、原因は多岐に渡る。もしかしたらそもそもマーケットにニーズが無いのかもしれないし、営業や売り場など現場に問題があるのかもしれない。ビジネスに必要なありとあらゆることが連動してブランドは創られていく、ブランディングを行っていくにはそのありとあらゆることが連動していく必要がある。難しいかもしれないが、そのありとあらゆることを俯瞰して見てみると思わぬところに問題が潜んでいるかもしれない。
知られてないから売れない、営業が弱いから、デザインがダサいから、予算が無いから、人がいないからetc 問題はこれだ!と考えてしまうのを止めてみてはどうだろう(自分への戒め込みで)。
これだ!と思った瞬間、思考がその範囲から出なくなり『点』でしか考えられなくなってしまう。
『線』で考えてみよう。思わぬ攻略の仕方が見えてくるかもしれない。