令和2年1月25日。
私たちの会社で造っている日本酒の「本菱」の初しぼり試飲会が
萬屋醸造店さんで行われました。
本菱は約120年前まで山梨・富士川町に存在したお酒。
120年の時を経て2年前に復活しました。
初年度(2018年)の本菱はとてもふくよかな味わい、
昨年2019年の本菱は華やかな中にもすっきりとした口当たり、
今年令和初の本菱はキリっと澄み切った深みのある味わいに仕上がりました。
初しぼり試飲会に参加した方々と共に、
今年の初しぼりと2019年のもを飲み比べ。
同じ酒蔵で同じ品種(玉栄)のお米を使って造っているけれど、
できる味は違うのが非常に興味深い。
この違いがまた、日本酒の奥深いところ。
試飲会の後は、ブレンダーの阿竹さんに
本菱を作っている酒蔵を案内してもらいました。
洗米後の玉栄に、製麹室、もろみ仕込みに、酒しぼり。
様々な工程を経て、目の前に現れた本菱。
これだけでも感動なのに
「麹はね、杜氏の愛情によって味が変わるんですよ」
という阿竹さんのお言葉に妙に納得し、 感無量。
お米に手をかけ、麹に心をかけ、できる本菱。
アドラー心理学ベースの子育て講演の中でよく話しますが、
「これを自分が言ったら(この態度から)、子どもは何を学ぶか」
ということと同じですね。
とても大切に造られていることを感じました。
萬屋醸造店のみなさんに感謝ばかりです。
2020年の本菱は、3月下旬の山梨・富士川町で行われる
桜まつりでのお披露目会を経て4月から販売開始です。
みなさん、楽しみにしていてくださいね!
(嶋尾)