商品にもビジョンがあったほうが、長く続くロングセラーになりやすいと、ブランディングの考え方からすると説明することができます。
ロングセラー商品には、必ずと言っていいほど、その商品に込められた背景、歴史、ストーリー、想いが込められています。それがそのままその商品の特徴、という場合もあります。
例えばD&DEPARTMENTの提唱する「ロングライフデザイン」という考え方があります。これらで取り上げられている商品はみな10年以上の商品です。そしてそこには上記のような歴史やストーリーが必ず込められています。
だとするならば、新しくつくる商品やブランド、そしてリニューアル際には、ビジョンをつくって、みなさんの想いを言語化しておくことが必要でしょう。それがそのブランドの「人格」そのものになります。そしてビジョンをつくる過程こそが、インナー・ブランディングにもなり、体外的なブランディングのはじまりにもなるのです。