採用ブランディングで推奨しているやり方は、なるべく(採用・配属する)部署横断的に活躍人材を集め、採用チームを組むことです。それがミスマッチをうまない採用につながるからです。
そうなると、厄介なのは、その部署の協力が得られるか、でしょう。日常的に採用に多くの社員が関わる企業文化の場合は問題ないことが多いですが、縦割りがしっかりしていて、特に営業が強い企業だと、その部署の部長などから大きな反発を生むことが多いようです。この場合、いくら人事部の担当者レベルがかけあっても、また人事部長レベルが同じ部長レベルにかけあっても、ダメな場合もあります。
一番いい方法は社長や役員が全役職者や社員に対して号令をかけ、「採用ブランディングへの協力を最優先にすること」と伝えてもらうことです。人事担当者が精鋭を揃えやすい土壌をつくっていただくことです。もしくは社長や担当役員が一緒に人選を行えば、ますます全社的な動きとなるでしょう。採用ブランディングは採用だけの話ではありません。極めて全社的な経営レベルの話ですので、採用ブランディングのプロジェクトを行う上では、人事担当者任せにせず、社内の風土づくりもまた重要になってきます。
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