2021.03.06

そもそも理念浸透(インナー・ブランディング)って必要ですか?

理念浸透(インナー・ブランディング)が必要な理由は2つあります。

①ブランディングとは、社内にビジョンが浸透しなければ、一貫性が出ない。
②理念浸透が売上との統計的な相関関係があることがわかっているから

理念浸透とはインナー(インターナル)・ブランディングとも言われます。もしブランディングをプロモーション(ホームページや会社案内なども含め)だけの統一感でとらえ、そこでのみ一貫性を出せばいいと捉えているとしたら、それは大きな危険があります。なぜなら、社内の人間がブランドの根幹をわかって実行していかなければ、どこかで必ず齟齬が生まれ、永遠に一貫性など出ないからです。今日のブランド論をつくったアーカーも「まずブランディングは社内から」と著書で伝えています。

また理念浸透(インナー・ブランディング)は、国内外の多くの調査で、売上と統計的な相関関係があることがわかっています。例えば、リクルートマネジメントソリューションズが2010年に発表した調査によれば、ビジョン浸透力が起点となって、企業の①「実行力」②「変革力」③「知の創出力」の数値が上がり、それが業績へと転嫁されていくとしています。ビジョン浸透力は①②③とそれぞれ統計的な相関関係があり、①②③は業績指標との相関関係があるのです。

また、経営理念の浸透(=インナー・ブランディング)が職場の指標④ワーク・エンゲイジメント⑤職場の一体感⑥職務の遂行⑦創造性の発揮⑧積極的な学習と正の相関関係があることも「小林・江口・安藤・川上・TOMH研究会(2014)」の調査からわかっています。

理念浸透(インナー・ブランディング)はいつから始めてもいいものですが、いつでもいいので、タイミングが難しいとされています。着手しなければ永遠に効果も出ないので、すべての組織が「今から」やり始める必要があると考えています。

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