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レポート

2019.11.12

クラブフィッティングとブランディング

ゴルフシリーズ第二弾。
今回はクラブフィッティングとブランディングのフィッティングについて、語ろうと思う。

僕はゴルフクラブをよく変える。球筋のイメージが合わない、調子が出ない、何か違和感を感じる、などなど上手く行かない時は基本的に道具のせいにするからだ。スイングが悪いこともあるが、道具のせいでスイングが悪くなることも実際ある。

アマチュアゴルファーには自分に合わない道具で必死に練習している人が多い。練習場で見ていても、タイミングが全く合っていない、振りづらそうなのに必死に合わせようとしている人が結構いる。「流行っているクラブだから」「お店の人に勧められたから」「かっこいいから」などなど理由は様々だろうと思う。
その中でも個人的に一番良くないと思っているのは、「お店の人に勧められた」だ。その人の骨格・筋肉・癖・柔軟性・性格などなど、あらゆる必要な要素を見極めて、フィッティングしてくれる人はほとんど居ないからだ。何球か打ってデータを見て、「合ってるんじゃないですか?」程度だ。たまたまその日は合っていただけ、ということもある。ゴルフレベルによっては難しいかもしれないが、何かその時に違和感やどこかに無理がある気がほんの少しでもするのなら、言って欲しい。

「何かピンと来ない」「何かがひっかかる」「何か変!」「良い気がするけど、しない気もする」と。そしておそらくその違和感は正しいことがほとんどだ。見付けるのは難しいかもしれないが、その違和感にひとつひとつ丁寧に答えてくれるところでクラブはフィッティングして欲しいと思う。ただでさえゴルフは難しいのに、合わない道具で必死になるのはお金と時間の無駄だと思うから。

と、また前置きが長くなったが、ブランディングも同じことが言えると思う。
昨今色々なブランディング会社があるが、その会社の「人」=「骨格・筋肉・癖・柔軟性・性格」を理解して提案するところはほとんど無いと思う。事前に知れる範囲には限りがあるので、仕方のないことだとは思うが、ゴルフで言う「一般的な○○なゴルファーに合います」的な提案になっていることがほとんどだ。
そこでひとつ心がけて欲しいのは「プロが言うからそうなんだろう」ではなく、「プロはそう言うけど、本当にそうなのか?」とある意味疑うことだ。ゴルフは個人のスポーツなので自分が苦労すればいいだけだが、ブランディングは下手すると会社の命運を左右する。社員の人生を左右することもあるかもしれない。

会社の「人」=「骨格・筋肉・癖・柔軟性・性格」と是非会話をして欲しい、そして違和感があれば全てぶつけて欲しい。その違和感にひとつひとつ丁寧に答えてくれる会社とブランディングは取り組んで欲しいと思うし、自分たちもそれに応えられる会社であり続けたいと考えている。

(横内)

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