ゴルフを始めて6年目になるが、僕がいつもお世話になっているゴルフショップが五反田の近くにある。会社の近くで良いゴルフショップがないか、ネットで探して訪問したのが3年ほど前。そこの店長が僕のスイングを1回見ただけで、コースでミスする傾向を見事全て当てたのは、今でも鮮明に覚えている。
今の僕のゴルフライフがあるのはこのお店のおかげと言っても過言ではない。
ゴルフは練習すればするほど、ラウンドすればするほど、ゴールの見えない悩みが付き纏う。その悩みに付き纏われるたびに、店を訪れ、何時間も話しを聞いてもらっていた。もちろん、何かモノを買わない限りそのお店には1円も入ってこない。それでもお店の人は嫌な顔ひとつせず、3年間僕のゴールの見えない悩みに付き合ってくれた。時には教えてもらい、時には自分で考えるように導かれ、今ではシングルになるほどまでに成長している。
前置きが長くなったが、今の自分の仕事でもそのゴルフショップのようにクライアントと向き合いたいと思っている。ブランディングもやればやるほど、ゴールの見えない悩みが付き纏う。ブランディング=経営活動そのものだからだ。組織・マインド・お金・制度・仕組み・採用etc、あらゆるところに問題が潜んでいる。裏を返せばビジネスチャンスが多いのだが、あえてそういう目で見ないようにしている。世の中には毎月相談に乗るだけでお金をもらう職業があるが、僕はそうしないと決めている。迷った時、悩んだ時、どうして良いか分からない時、いつでも気軽に訪れる場所であること、それが長い目で見た時にクライアントも自社も成長させることになると考えているから。
(横内)