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2023.06.13

採用ブランディング重視するべき「自社の強み」とは?強みの見つけ方

採用ブランディング重視するべき「自社の強み」とは?強みの見つけ方

採用ブランディングでは、他社との差別化を図る「強み」がとても重要です。

「自社には強みと言えるものがない」という企業も数々見てきましたが、強みのない企業はありません。なぜならば、強みがあるから事業が好調で、採用したいという事実がそこにあるからです。

私たちむすび株式会社の採用ブランディングプロジェクトにのっとって進めていけば、必ず採用市場で訴求できる自社の強みを見つけられます。

今回は、強みの重要性や、自社の強みを見つける4つの視点について解説します。

 

採用ブランディングにおいて強みが重要な理由

採用ブランディングにおいて強みが重要な理由

結論から言えば、強みがなければ他社との差別化ができません。

どのような会社でも、強みさえあれば必ず差別化に成功します。

「自社には強みがない」と弱気になってしまう企業もありますが、どのような企業でも絶対に強みはあるものです。その強みを規定することにより、差別化できるようになります。

  

「強みがない」企業はない

私たちが手掛けてきた企業の中でも「うちには強みなんてない」と言う企業はいくつもありました。また、「自社の強みがわからない」という企業もあります。

しかし、強みがない企業はありません。

私たちは、「絶対に強みがある」という前提で、企業の強みを探し出します。

  

自社の強みを見つける4つの視点

自社の強みを見つける4つの視点

私たちが「必ず強みがある」と自信を持って伝えられるのは、これまでにいくつもの企業の強みを見つけてきたからです。

以下4つの視点から強みを探していくと、必ず自社の強みが見つかります。

  • 自分が入社したときの志望動機・周りの社員の志望動機
  • 入社してから感じた良い意味でのギャップ
  • 事業上の強み
  • 社内特有の文化・価値観

上記の4つから「なぜそれが強みになるのか?」と思う方もいるかもしれません。

以下で、どのように強みを見つけていくのか、解説します。

 

自身・周りの志望動機から見つかる強み

自社を選んだ理由というのは、すでに見えている強み、現状の強みです。

選考途中で志望動機が明確になっているのであれば、それは表に出ている強みと定義できます。

例えば、「御社の社員間の仲が良さそうで、その雰囲気で選びました」という志望動機であれば、以下の強みとして言い換えられます。

  • チームワークが良い
  • 働きやすい職場

働いていると気付きにくい部分ですが、あなたや周りが入社する時の決め手こそが、自社の強みなのです。

 

入社してから感じた良い意味でのギャップから見つかる強み

「入社してから感じた良いギャップ」とは、入社しなければ見えなかった、わからなかった強みです。

つまり、今の採用活動には表にあらわれていない強みと言えます。

例えば、「思っていたよりも社長との距離感が近い」というギャップを感じたのであれば、以下のような強みに言い換えられます。

  • 社長と距離が近い
  • 提案しやすい
  • 上司の面倒見が良い
  • スキルアップしやすい環境

このような、後からわかる強みを、採用活動のなかで先に求職者に伝えることで、社風に共感できる人が集まりやすくなります。

 

事業上の強み

事業上の強みとは、文字通り自社のビジネスの強みです。

自社のビジネスなので本来必ず伝えるべき強みですが、意外にもしっかり説明している企業は少ないです。

  • 自社のビジネスはどのようなものなのか?
  • どのような強みがあるのか?

これらを伝えなければ、応募者に魅力的に伝わりません。

よくあるのが「自社は地味な業種だから……」「自社は言っても伝わりにくい業者だから……」と諦めてしまうケースです。このようなケースは、企業側が勝手に説明を諦めてしまっているだけに過ぎません。

地味な業種でも良い商品やサービスであれば、説明するべきですし、伝わりにくい業種でも、唯一無二なのであれば、それは大きな強みになります。

   

社内特有の文化・価値観から見つかる強み

社内特有の文化は、現在働いている人からすれば当たり前に根付いているかもしれません。

そのため、意見としては挙がりづらいです。

ただし、毎日当たり前に行っている行動のなかに、必ず強みがあります。

例えば、以下のような文化です。

  • 月1回社長とのランチミーティング
  • ランチ補助制度
  • 毎朝の理念発表
  • 毎朝の掃除

上記の「月1回社長とのランチミーティング」であれば、なかには「毎月社長とランチミーティングするなんて嫌だ」と思う人もいれば「そんなに社長との距離が近いんだ」と思う人もいるでしょう。

この時点で、社内の文化に対するミスマッチを防げます。

会社では当たり前になっていて気付きにくい部分ですが、このような中に強みは隠れているのです。

 

自社の強みを棚卸してみましょう

自社の強みを棚卸してみましょう

採用ブランディングに限らず、採用活動を行う上で「強み」は必ず大きな武器になります。

しかし、先述したように「自社の強みがわからない」という企業もいますし、今回紹介した4つの視点も「時間をかけて社内でやろう」と動ける企業は少ないです。

だからこそ、私たちに託していただく意味・価値があります。

強みを明確にしておけば、採用活動のみならず、今後の軸としても成長を続けられます。

ぜひ採用ブランディングを通して、自社だけの絶対的な強みを見つけてください。

  

    

 

深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランスで5度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても”光る人材”が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。

    

  

    

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