企業ブランディングを進めていく上でのポイントは下記になります。
①プロジェクトチーム
②言語化
③浸透
この3つです。②を行うために①で行います。全社横断のチームを組むことで、さまざまな意見が混ざりあい、そしてその過程でのすり合わせこそが、認識の一致を生むので、腹落ちして②を行うことができます。②とは、理念を言語化するという意味と、戦略「誰に何を伝えるのか」を言語化する、という2つの工程があります。これらおこなったメンバーはその背景、過程を社内に伝える「エバンジェリスト」になることができます。彼らがいるおかげで③がスムーズに進みやすくなるのです。
つまり失敗する可能性の高いブランディングは、社長単独で言語化していくこと。それは③のハードルをとても高くしてしまうことになります。いきなり「上」かた理念や戦略が「降ってくる」わけですから、浸透は慎重にやらなければなりませんし、ここでコンセンサスをどう生むかは、時間のかかることが容易に予想できます。
ブランディングは、一貫性こそ命です。一貫性を生むには社内にどれだけ理念共感、戦略共感してくれる人がいるか、です。共感が生まれれば、主体的に動くことができます。これを醸成すると考えると、最初は手間がかかりますが、プロジェクトチームを組んで行っていくほうが本質的なのです。
