REPORTS

レポート

2020.04.24

テレワークでもインナーブランディングを進めるために必要なこと①

緊急事態宣言が発令されて早2週間が過ぎました。
これに伴い、テレワークや休業に切り替わった会社も多いですね。
みなさん、いかがお過ごしですか?

息抜きのお散歩中に出会った八重桜。美しい姿に心が緩みますね

わたしたち、むすびも基本的にテレワークに切り替わりました。
お客様との打ち合わせは基本的にzoomで行い、
社内の会議もzoomです。

外出を控えるように、ということで家で過ごしている方が多いと思います。
基本的に人と会う機会が1か月前と比べたら激減された方も多いですよね。
家から一歩も出ない、家族以外の人と話す機会もない。
テレビを付ければ新型コロナウイルス関連の話題がとめどもなく流れ。
そうなってくると、心も体も収縮しがちになります。

仕事のシーンでは、
初めてのテレワークで家族がいる家での仕事にやりにくさを感じたり、
満員電車の通勤から解放されて心身ともに楽になったり、
平日毎日顔を合わせていた会社のメンバーとも
画面越しのコミュニケーションになって思うように真意を伝えられなくて
イライラしたり。
今まで当たり前だったものが一瞬のうちに変わり心も体も戸惑っているでしょう。
会社の経営者の方やインナーブランディングを進める担当者の方は
顔を合わせる=物理的に空気を共にする場所がないと
不安に感じる方も 多いのではないでしょうか。

しかし、 コロナウイルスによって起こったことは、今ここにいる私たちが、
今すぐ非常事態宣言を解除したり、経済回復させたりできるものではなさそうです。
変えられないものに不安を募らせ、怒りへと変わり、その怒りから心身を崩して
今までの人間関係を損なうこも少なくありません。
不安や恐れは、物理的に空間を共にせずとも伝染する、
という報告もあります。
http://www.jrc.or.jp/publication/pdf/sekijuuji_20_4_959_0331_original.pdf
テレワークに移行して社員の管理ができていない、
売上も激減も芳しくない上に社員が仕事をサボっていたら・・・
目の前にいない相手の行動を想像してはイライラしていると
疑念の目はいつの間にかメールなど文字に現れたり、
オンライン会議の声に現れたり。
人ってそういう空気を敏感に感じ取ります。
非常時は特にそうなりやすいかもしれません。

こういう状況下であっても、
インナーブランディングの歩みを止めない方法はたくさんあります。
今日はその一つ、
「ストレスコーピングで心に栄養を与える方法」
についてお話ししますね。

こんな非常時に意識的に気をつけたいのは、
「自分の心に栄養を与える」こと。

自分が楽しいと思うこと、
リラックスできる音楽、きれいだと感じるものなど、
ご自身の心があたたかくなったり喜んだりするものを五感をフルにすること。

いつも淹れているコーヒーの香りを意識的に鼻から吸い込む、
気分転換にお香やアロマを焚くのもおすすめです。
これらのストレスを感じることを認知し、ストレスを軽減する対処する行動を
心理学用語でストレスコーピングと言います。
自分が何に幸せを感じ、楽しい気持ちになり、心が緩むのか。

コロナ前の忙殺される毎日ではゆっくり感情を味わう暇もなかったかもしれません。
この機会にゆっくりご自身の五感が喜ぶものを試してみて。
一つや二つだとマンネリ化してしまうかもしれませんね。
たくさん知っていると、心が満たされる割合が多くなっていきます。
できればいつでも目にすることができるように、
手帳に書き出してもいいですし、スマホのメモに書き出すのもいいでしょう。
ストレスを感じた時に、健やかな心身のために自分にとって何がいいのか、
何らかの対処を「知っている」ことはとても重要なことです。

心が整わないと、仕事もましてや生活もスムーズには進みません。
このマインドがあってこその、テレワークだと感じることが多いですね。
心の土台を整えようと意識的に自分に優しくして差し上げてください。
こういった心は、距離を超えてオンライン上の仕事仲間にも伝わるはず。
おうち時間を少しでも安心安全な心理状態に持っていくことは
生活を送るうえでも、テレワークで仕事をするうえでも、とても大切。
ご縁があって同じ会社、一緒に仕事をしている仲間です。
オンラインの繋がりこそ、本当の信頼関係が問われるとも感じています。
だからこそ、今この時期がインナーブランディングにとって重要になりますね。

まずは安心安全という土台を育てて一緒にしなやかに成長していきましょう。
                               
                                (嶋尾)

  • PAGE-TOP